がん患者さんへの
運動のススメ

がんの治療過程と運動

治療中の運動

治療を安全に継続していくためには体力を保つことが重要です。医師から安静を指示されている場合(「運動を避けたほうがよい時期(状況)について」を参照)を除いて、不要な安静を避けるようにしましょう。
多くの手術では翌日から歩行練習が始まります。医師、看護師、リハビリスタッフの指示に従って、日に日に体を動かす時間を増やします。薬物療法中も、体調が良い時には積極的に運動に取り組みましょう。運動ができない場合は日常生活の中で体調に合せて、「動かせるところは動かす」、「動ける時には動く」ことを意識して、なるべく活動量を維持するように心がけてください(「日常生活と運動」参照)

ここに注意!

イラスト

抗がん剤治療中では、治療による副作用を考慮して運動する必要があります。中でも「骨髄抑制(こつずいよくせい)」と「末梢神経障害(まっしょうしんけいしょうがい)」の副作用には注意が必要です。骨髄抑制中は、貧血によりふらつくことがあり、血小板減少により出血しやすい状態でもあるため、転倒には注意しましょう。また末梢神経障害で特にあしの痺(しび)れが強い場合には、バランスに支障をきたすことがあるため、転倒に注意していっそう慎重に運動しましょう。